大事な屋根が良好なまま維持できる!屋根修理の料金相場について解説

屋根は風雨にさらされながら建物を守っています。夏は強烈な直射日光を浴び、冬は冷たい風に吹かれています。そんな屋根も時間の経過で劣化し、瓦が割れたり、金属屋根が錆びて穴が開いたりすることがあるでしょう。

 

屋根が傷むと雨漏りが始まり、建物が急速に劣化するのです。いざ、屋根を修理しようと思っても、建築関係者以外は屋根の修理費用は未知数な部分が多いはずです。本記事では、屋根修理の標準的な相場金額について詳しくご紹介します。(※なお、本記事で紹介する金額はあくまで相場になります。弊社にお任せ頂く場合の費用はご相談くださいませ)

 

1.屋根の修理の4区分

屋根は、大きく分けて、破損した部分だけを修理する「部分修理」と、全体的に劣化した屋根を全面的に修理する「葺き替え」や「カバー工法」に、メンテナンスを兼ねた「塗装工事」があります。各修理それぞれに特徴があり、合理性もあって値段も変わってくるのです。

 

以下でそれぞれの修理工事について、特徴と料金相場を解説します。なお、実際の料金については建物の劣化状態や損傷の種類、さらに修理業者の経営方針もあり、違ってくることがあります。あくまで、参考価格としてご理解ください。

 

2.部分修理

部分修理は、屋根の各部分が傷んだ場所に、その箇所だけ重点的に修理する方法です。たとえば、一部の瓦やスレートの交換・漆喰の補修・棟板金交換・天窓パッキン交換などが挙げられます。

 

大型台風や記録的な爆弾低気圧の暴風雨などで屋根の一部が破損してしまったときなどに、最小限の費用で修理したい場合に有効です。また、初期の軽度の雨漏りであれば部分修理で対応できることがあります。

 

2-1.部分修理の特徴

建ってからそれほど時間が経過しておらず、屋根が新しい場合や、破損個所が明らかな場合の修理に有効です。修理箇所が少ない分、費用は最小限で済み、工事日数も短期で終わり、工事による不自由な期間が短くて済みます。

 

2-2.瓦屋根の部分修理

屋根の一部の瓦が割れたり、ヒビが入ったりしたら、壊れた瓦を新しい瓦に取り替えます。壊れた瓦が1枚でも、周囲の5枚~10枚程度の瓦を一度外して交換作業を行います。

 

屋根瓦の交換は、交換する屋根材や瓦の種類に枚数によって費用は異なりますが、10枚程度なら10万円~30万円ほどです。漆喰(しっくい)は瓦よりデリケートな部分で耐用年数も短く、漆喰が劣化し剥がれ落ちると瓦の落下やズレが生じ、雨漏りの危険性が高まります。

 

漆喰の補修費は1m当たり3,000円~4,000円が標準的な相場料金です。屋根の頂上にある棟(むね)の長さが10mとすれば、棟の左右両面に漆喰を塗るために長さは20mになり、約6万円~8万円が相場料金です。

 

2-3.スレート瓦の部分修理

スレート瓦がズレたり、割れたり、外れたりしている場合も早めの修理・交換が必要です。スレート瓦を差し替え・交換する料金相場は、使用するスレート瓦の素材で異なり、1枚あたり5,000円~30,000円です。

 

2-4.板金交換修理

棟板金(むねばんきん)交換の費用は、1m当たり8,000円~1万円が相場です。屋根材を固定している金属の棟板金が浮いてくると、雨漏りの原因になることがよくあります。足場を組んで工事するので、棟板金の修理代は20~32万円ほど見込まれます。

 

3.葺き替え工事・カバー工法

建物が建ってから耐用年数を経過し、劣化が進んだ屋根を全面的に修理するときに行う修理工事が「葺き替え工事」と「カバー工法」です。

 

3-1.葺き替え(ふきかえ)工事

葺き替え工事は、瓦屋根やスレート屋根をまるごと取り換えて新しくする修理工事です。屋根全体が老朽化し、屋根材だけでなく下地部分まで傷みが広がっている場合に採用されます。

 

すべての瓦を交換することで、屋根の下地部分まで補修可能で、屋根本来の機能が回復し、耐用年数も延びるのです。軽い屋根材に使用すれば耐震性が向上し、おしゃれな瓦にすれば家屋のイメージが一新できます。

 

3-2.屋根の葺き替えにかかる費用相場

屋根を葺き替える場合の費用相場は、100万円~200万円です。修理の工期は7日~15日ほど必要です。屋根の葺き替えは費用が高くなりますが、しっかりと屋根がリフォームでき、長期的にみればメンテナンス費用も抑えられます。

 

3-3.カバー工法を解説

最近人気のカバー工法は、名前の通り、既存の屋根の上をカバーして、新しい屋根材をかぶせる工法です。「重ね葺き」ともいわれています。葺き替え工事よりは低めの価格で、屋根全体の修理が可能なため、費用を抑えたい方におすすめです。

 

ただし、瓦葺きの屋根には施工できません。また、2004年まではアスベストが含まれた屋根材を使用しており、アスベストを含む屋根の撤去費用は高額になるため、カバー工法を採用する方もいます。

 

3-4.カバー工法にかかる費用相場

カバー工法の費用相場は、1棟当たり80万円~120万円、工期は7日~15日です。近年は、スレートや金属屋根のリフォームの場合、葺き替えよりもカバー工法が主流です。カバー工法の場合は既存の屋根材を処分する費用がかからない点も人気の一つでしょう。

 

カバー工法は葺き替え工事より低価格で全体の修理や補修ができ、屋根が二重になるので遮音性、断熱性が向上します。ただし、屋根の総重量が重くなり耐震性は低下します。

 

4.塗装で耐用年数を延ばす

塗装は、既存の屋根の上から塗料を塗る工事で、メンテナンスであり、劣化した塗装をリカバーする修理です。塗装はそれまでの屋根の色を変えて、イメージ一新も可能で、屋根の美観維持もできます。また、塗装は屋根の表面を直射日光や暴風雨などから守る効果があり、屋根の耐久性が延長する効果も期待できます。

 

4-1.塗装にかかる費用相場

屋根塗装は、40万円~80万円と幅があります。工期は10日~12日かかります。また、屋根材自体の損傷が激しい場合や、屋根の内部が傷んでいると塗装では修理対応しきれません。

 

5.火災保険で屋根修理を実施

火災保険を活用して屋根の修理費用が抑えられるケースもあります。保険会社の厳しい条件をクリアした場合のみ火災保険が適用されるのです。保険適用は経年劣化により雨漏りが起きた場合でなく、風雪や豪雨などの自然災害が引き起こした屋根のトラブルも対象となります。

 

修理が必要になった場合に保険料が認められると、その金額を利用して修理やリフォームを行えるのです。火災保険が適用される条件としで、風災・雪災・雹災(ひょうさい)などによる屋根破損の場合、全額負担してもらえることもあります。

 

6.まとめ

屋根の修理代金の相場について、ご紹介しました。修理代金の相場は幅があります。実際に修理業者に依頼するときは、複数の会社に相談して見積もりをもらい、最適となる修理業者を選びましょう。

 

「株式会社建快」は、川崎・世田谷・太田・品川やその周辺のエリアで、小規模の修繕から外観前部のリフォームまで請け負っています。他店で受け付けてもらえなかった建物の修繕やリフォームまでも、進んでご相談を受けています。私たちは「お客様の悩みを解決する方法」を諦めずに考え続ける企業です。「できません」は言いません。

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